
「神崎煉瓦ホフマン式輪窯の改修保存をすすめる会」設立総会が11月27日舞鶴市政記念館ホールで開催されました。
神崎煉瓦ホフマン式輪窯は、ドイツ人ホフマン氏が考案した連続焼成可能なホフマン式輪窯で、現在では日本国内に4基しかない貴重なもので、平成11年11月に国の登録有形文化財に指定されていますが、築後110年の歳月を経て年々損傷が進んでいるのが現状です。
こうした中、所有者出席のもと、有識者、関係者が集い、「神崎煉瓦ホフマン式輪窯の改修保存をすすめる会」を設立し、多くの市民の英知を結集して、この課題の達成につとめたいと考え参加が呼びかけられたものです。
松尾心空会長(松尾寺住職)挨拶の後、矢谷明也委員(舞鶴の近代化遺産調査研究会代表)による基調講演「近代建築的、産業史的にみる「神崎ホフマン窯」の価値について」、その後、河田友宏顧問(舞鶴商工会議所前会頭)を議長に選出し、廣田桂事務局長(まいづる毎日編集長)から、経過報告と「会」の構成について、当倶楽部理事長である馬場英男副会長から、市内外の方々にこのホフマン窯をPRしていくための、見学会やシンポジウムなど会の活動を提案し、国立舞鶴高等専門学校、舞鶴地方史研究会や赤れんが博物館友の会、まいづる探索隊等の各顧問、各委員からも支援していく旨の力強い発言がありました。神崎ホフマン窯の早期の改修保存につなげていきたいものです。